一般的に『よい真珠』とは、
より巻きが厚く
より丸に近い形で
より傷やエクボと呼ばれるくぼみがなく
よりきれいな色で
より大きく
より光沢の強いもの
とされています。
しかしこれらの要素はすべて、貝から取り出したあと加工と呼ばれる
さまざまな技術で人工的につくり出すことができるものです。
今回このプロジェクトにご協力いただくことになった、松下真珠養殖場では、真珠づくりの原点に戻り、加工に頼らず、内側から美しさがあふれでるような真珠を生み出していらっしゃいます。
加工は真珠の自然な美しさを損なう場合もあるうえ、
環境汚染を防ぎたいという松下さんの熱い思いが、
ほかではあまり見られない一粒として成就しています。
ベニアコヤ貝(登録商標済)
1997年、海外のアコヤ貝と品種交配させる研究の過程で、
普通の貝の中にまざって紅色の鮮やかな貝が育っていました。
これが『ベニアコヤ貝』の誕生した。
松下さんが開発し、松下真珠養殖場にしかない世界唯一の貝です。
ネックレスにするとわずか500本分くらい(年間)しか採れません。
ベニアコヤはウィルスにも強く、とても美しい七色の光を放つ真珠をつくります。
光ファイバーによる漂白(特許取得済) 新聞掲載記事はこちら
浜揚げした真珠の中には、シミや黄ばみ帯びたものがあります。
それらを取り除くためには薬品による漂白を用いるのが一般的です。
しかし、この方法では、真珠の組織をいためてしまいます。
松下さんは、海洋学の専門家でもあり、真珠の組織をいためずに
シミなどを除去する方法として、光ファイバーによる漂白技術を開発しました。
フィブロネクチンを用いた真珠核およびその養殖方法(特許取得済)
足場性のタンパク質の一種で、核にフィブロネクチンのタンパク質を塗ることで、細胞との親和性が良くなります。
その結果、落核を予防し、良質の真珠をつくることができます。
一貫生産による品質管理
通常の真珠養殖では、真珠をつくる貝を貝卸から仕入れ、
貝の養殖と真珠の養殖は別々に行われます。
しかし、松下真珠養殖場ではベニアコヤ貝を孵化させるところから
製品づくりまでの約5年にも及ぶの工程を一貫して行っています。
染色加工しない
真珠をより美しく仕上げるために、染料を利用した化粧加工を施すのが
一般的になりつつあります。
でも、染料は真珠の色あせや退色を引き起こします。
塗ると一見美しくなりるものの、肌自体に悪い作用を引き起こす場合もある、
メイクと人間の関係にも似ています。
ですから、松下真珠養殖場では、仕上げに染料加工を施していません。
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